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2012年 09月 27日
住宅調査
先日、近所に住む友人から連絡があった。

高校の野球部のチームメイトで社宅住まいなのだが、その社宅が本当に近所で、自分がまだ勤めていた時には通勤のバスや電車で一緒になることも多々あり、泥まみれのユニフォームで共に汗を流した彼とお互いスーツ姿で地下鉄に乗っているのが妙な感覚だった。

「家を持とうと思うんだ」と言うから設計依頼か?と思ったのだが、そうではないようだった(笑)。前から探していたのだが気に入った建売住宅が見つかり何度か現地を見ているのだが、自分は素人なのでプロのお前に一度見てもらって買って良いものかどうか意見を聞きたい、とのことだった。

彼は土日を希望していたが予定が合わなかったので、予め売主と仲介業者に連絡をしておいてもらい自分一人でその家を見せて頂くことにした。
インスペクションの道具一式は一応持参はしたが、時間の都合もありポイントを絞っての確認となった。売主の担当者の説明や見せて頂いた図面などの資料、そして現地の状況から、特に気になる点はなかった。

彼には「建築的に特に問題となるような部分はなく、売主もこだわりを持ってしっかりと造っている印象だった。お前が気に入って買いたいと思うのなら良いのではないか。」と伝えると安心したようだった。

自分にとっては日常のシチュエーションだが、一般の人にとっては一生に一度あるかないかの特別な状況だ。未だに不誠実な売主や施工者が存在する世の中では専門家の存在は重要だろうと思う。

by satoshi_suzuki-ao | 2012-09-27 23:51 | 仕事のこと


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