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2013年 04月 10日
高低差敷地の家 その後
新規案件情報が入ったので敷地を見に行く。
高台にあって南側隣地は1層分程度下がっている。また南西には小さな児童公園がある。
もう散ってしまっていたが枝振りの良い桜の木もあるので春には満開の桜を見下ろせる絶好のロケーション。
クライアントもそのあたりを気に入って決めたとのこと。
これから検討に入るが、楽しくなりそうな案件だ。

以前、提案した高低差敷地の家の住所が資料を見ると近いようなので足をのばしてみた。
プロジェクトを介した会社の担当者によれば、クライアントとは提案以来連絡が途絶えてしまったようで「多分、あの土地は買わなかったのでしょう」とのこと。

高低差敷地の家 その後_b0227217_2041056.jpg


見れば半年前と敷地の状況は変わっていなかった。多分まだ売れていないのだろう。
確かに万人受けする性格の敷地ではないので、ある意味「クライアントや設計者を選ぶ敷地」と言えるだろう。敷地のポテンシャルを有効に使おうとすれば地下工事も発生するので平地に建てるのに較べればコストも余計にかかる。

提案では予算のこともあって地下を部分的に利用する計画だったが、どうせやるなら地下室の容積率緩和規定を最大限利用した計画にすべきだと思う。当然居住性は考えて法的に必要はなくてもドライエリアは設けたい。地下RC造地上木造の混構造が最適かと思う。コストはかかるが総RC造で、ということであれば以前計画して2011年に竣工したSimple Box House のような計画になるだろう。

不動産屋さんにアタックしようかな。

by satoshi_suzuki-ao | 2013-04-10 22:05 | oms house


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